アボカド染めで桜色をインテリアに

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LEFT Before|RIGHT After

アボカド染め レシピ

avocado-dye-cherry-blossoms

アボカドの種で布地を染めました。
色は春の桜を思わせるピンク色になります。
おいしくお料理でいただけて、
その種が自然の染料として再利用できるアボカド。
好みのカラーが出せますように。

材料(60cmクッション用のカバー x 2個)

布地綿サテン 約1m x 3m
アボカド種2個
豆乳1L(水1L)
重曹6g(お湯2L)
焼みょうばん10g(お湯3.5L)
お茶パック3個

作り方

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1. お鍋に豆乳と水を入れます。布地を30分つけます。
   脱水して陰干しをします。

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2. アボカドの種をスライスします。

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3. スライスしたアボカドの種をお茶パックに入れます。

avocado-dye-recipe-baking-soda

4. お湯に重曹を溶かします。3を入れます。

avocado-dye-recipe-baking-soda-pink

5. 30分煮ます。色が出てきます。

avocado-dye-recipe-alum

6. お湯に焼みょうばんを溶かします。
   布地を入れ20分弱火で煮ます。
   火を止め粗熱を取ります。

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7. 5の中に布地を入れ、30分煮ます。

avocado-dye-recipe-dye-boil-pot

8. 上にお水を入れたお鍋を乗せると、
   布地が全て浸かります。

avocado-dye-recipe-soak

9. 1〜2時間放置して、染まり具合を確認します。
  (私の場合は結局一晩放置しておきました。)

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10. 水洗いして、陰干しをします。

ポイント

ぶっつけ本番ではじめてのアボカド染に挑戦。
できあがりが上記10の雰囲気です。
まだらですよね。

均一な仕上がりにするために、特に、
こうしたらよかったのかもと思ったことです。
よりよいものができる参考になれば幸いです。

・布地をお鍋に詰め込みすぎ。
 →小分けにする。
 →さらに大きなお鍋にする。
 (使用したものは柳宗理のパスタパンです。)

・布地選びで色が入りやすいものに。
 布地屋さんからのアドバイスも参考にしました。
 →ウールやシルクなどの天然タンパク質繊維は
  染めやすいようです。
 →綿は綿でもTC混(テトロンと綿の混紡繊維)
  は色が入りにくいそう。
 →ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は
  色が入っていかないのではとのこと。

その他、
アボカドの種は明るめのピンクに、
アボカドの皮はくすんだピンクになるようです。

季節感をオーガニックにインテリアに。

avocado-dye-cushion-making

染めた布地はクッションカバーに。
袋状のシンプルな作りです。

avocado-dye-cushion

クッションは60cm角です。
寄りかかってゆったり本を読むのに十分な大きさ。
シンプルでミニマムなベッドのヘッドボード代わりにも。

avocado-dye-cushion-pillow

インテリアに、ほんのり桜色のピンクで春の空気感。

染めた布地はクッションカバーになりました。

自然の桜の花びらもよく観察すると
ピンク色のグラデーションになっています。
布地は染め上がりの自然の風合いをいかすことに。
和紙や水彩画のような雰囲気を楽しみます。

アボカドで染めた桜の花びらのようなピンク色で、
オーガニックな春をインテリアに。

PHOTOGRAPHY | Mirei Sekiya
DATE | 2021.3