リクエスト
「来客者(お孫さんから大人まで)とのんびり座って話をしたい」
「夏は涼しく過ごし、冬はこたつでくつろぎたい」
「きちっと部屋におさまる収納がほしい」
というリクエスト。
・人と人の目線の高さが合うようにする。
・体にやさしい素材を選択する。
・空間の長所を活かす。
などを意識した、
健康的でコミュニケーションしやすい空間ができました。
イメージボードの雰囲気を具体的に空間に落とし込んでいきます。
このボードを軸にすることで統一感のある空間に。
Before→Afterでどのように変化するかを見ることができます。
<>をスライドして見比べてみてください。
Before→After
リビング ソファーエリア
Before
ソファーはL字型の造り付け。
来客者はそこには座らずみんな床に座ってしまい、
そのソファーに腰掛けているのはいつもお施主さんご夫妻のみとのこと。
冬こたつに入るにはベンチの高さが高すぎるそう。
After
こたつとしても使える、シンプルなローテーブルを設置。
こたつをに足をいれるべくソファーやクッションは、
できる限り低く特注寸法で製作。
床には環境にやさしい畳を。この畳は廃材処分され続けてきた、
天然の短い国産イ草を有効活用したTATAMO!flooring。
リビング 窓エリア
Before
南西向きのリビングは全面ガラスブロックになっています。
夏は暑すぎて日陰を探してお施主さんも移動していたそう。
After
日除けのための遮光のロールブラインドを設置。
特に強烈な夏の西日も遮ることができ部屋が涼しくなります。
暑さを気にせずのんびり過ごせます。
壁面と家具には絹糸の織物に越前紙を裏打ちした、
保湿性、吸湿性、通気性などにすぐれている絹布紙を使用。
見た目も楽しく、オールシーズン部屋を快適に保つアイテム。
収納棚
Before
いろいろはみ出している収納デスク。
どうにか収納でスッキリさせたいとのこと。
After
収納は部屋のでこぼこに合わせ特注。
広いガラスブロック面が緩やかに弧を描いています。
その角度と柱の出っ張りに合わせてサイズを決めました。
キッチン棚
Before
ごちゃっと感をどうにかしたいとのこと。
After
リビングとキッチンは一つの空間の中にあります。
正面はオープンで物の取り出しやすさはそのまま、
棚の向きを変え側面を見せることでスッキリ感を演出。
統一感を持たせるためリビング窓際の棚とお揃いの絹布紙を側面に。
のんびりくつろげる空間に
・座面の高さを全体的に低く設定。
・畳など子供がふれても安全で環境にやさしい素材を使用。
・室内の温度調整をより自然に快適に。
などを特に意識して計画しています。
畳の香りに包まれながら、お孫さんなど来客が訪れても、
同じ目線の高さで、コミュニケーションが深まる空間に。
体にやさしい素材をに囲まれ、見た目もからも元気になれる、
オールシーズン快適に過ごせるお部屋になりました。
場所 Location | 東京都港区 Minato-ku,Tokyo |
プロジェクト Project | 住空間 個人邸 改装 Residential Private Residence Renovation |
業務内容 Tasks | インテリアデザイン 家具デザイン Interior Design Furniture Design |
コラボレーション Collaboration | セシモ設計 瀬下直樹 Naoki Seshimo Seshimo Architects |
メディア Media | ubushina 絹布紙・絹面 2015 ubushina kinufushi・kinumote 2015 |