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Mirei Sekiya | Interior Designer in Tokyo


Sumimaru|炙りと焼酎家 炭まる


  • SM-after-facade
  • SM-after-corridor
  • SM-after-dining
  • SM-after-dining-plastering
  • SM-after-horigotatsu

炙られたような炙りと焼酎の和風居酒屋

もともと飲食店が入っていたスペースをリノベーション。
「できる限り既存のものを再利用したい」というリクエスト。

「炙っちゃって、燃やしちゃって」というコンセプト依頼。

イメージボードの雰囲気を具体的に空間に落とし込んでいきます。
このボードを軸に統一感のある空間を表現。

Before→Afterでどのように変化したかを見ることができます。
<>をスライドして見比べてみてください。

SM-image-board
Image Board

Before→After

SM-before-facadeSM-after-facade
LEFT Before|RIGHT After
ファサード

Before
大通りに面しているものの、パッと見でお店の認識が難しいとのこと。
階段左手の壁面が暗いことも原因の一つでした。

After
階段左手壁面にお店のロゴを設置しライトアップ。
バナーや提灯も取り付け、歩いて訪れても、
車を運転していても目に飛び込むようになりました。


SM-before-corridorSM-after-corridor
LEFT Before|RIGHT After
個室席と通路

Before
円弧状の個室が原因のやや圧迫感のある通路。

After
個室の間仕切りを直線にすることで、ゆとりのある通路幅を確保。
真っ赤な火を含んだ高温の炭の雰囲気をロープで表現しました。
ロープの隙間からほどよく人の気配も感じられます。


SM-before-diningSM-after-dining
LEFT Before|RIGHT After
SM-after-dining-plastering
After
ベンチ席

Before
クッションに座り円卓を囲むお座敷席。人数調整が難しい可能性も。

After
2名テーブルのみを数個置くことにより2名〜16名までの人数調整に対応。
ロールアップする簾で仕切りプライベート感も出せます。
塗り壁をくしびきの渦巻模様で表現し、
渦を巻きながら燃え盛る炎の壁画のようになりました。


SM-before-privateSM-after-horigotatsu
LEFT Before|RIGHT After
堀り席

Before
ソファーで食事をする席。壁には間接照明がありました。

After
座席は足が楽な掘りごたつ席に。くつろぎながら食事ができます。
既存の間接照明を再利用し、
光を透過する火の粉色の漉き和紙で、パチパチ燃え盛る火の粉を表現。


SM-after-private
After
洋茶室

ソファー席。
赤いソファーを茶道の毛氈に見立て、
壁の塗装で抹茶の中にいるような雰囲気に。

炙られ中のおいしそうな仕上がりに

全体的に既存の長所を活かしながら機能面も意識しました。
ビジュアル的には、
・真っ赤な火を、含んだ高温の炭の雰囲気をロープで
・渦を巻きながら燃え盛る炎を、塗り壁くしびきの渦巻模様で
・パチパチ燃え盛る火の粉を、光を透過する火の粉色の漉き和紙で
など、「変化する様々な火の形」を空間ごとに表現し、
スペース全体が熱気をおび、お店全体がお料理の一品のように、
炙られ中のような仕上がりになりました。

場所
Location
東京都渋谷区
Shibuya-ku,Tokyo
プロジェクト
Project
商業空間
和風居酒屋
リノベーション
Commercial
Japanese Gastropub
Renovation
業務内容
Tasks
インテリアデザイン
Interior Design
メディア
Media
東京カレンダー 2004年6月号
TOKYO CALENDAR 2004.6